おすすめのロシア語辞書！初心者から上級者まで使える辞書
ロシア語の勉強をするときにロシア語の辞書はまず必要となってきます。
ロシア語のテキスト、問題集などでは翻訳がすべてにおいてされているわけでもないので、初心者から上級者までレベルにしっかりと合ったロシア語の辞書を選ぶようにしていきましょう。
ロシア語初心者におすすめするロシア語辞書
パスポート初級露和辞典
まず初心者に使いやすくおすすめなのはこのパスポート初級露和辞典です。
ロシア語の入口ではこのパスポートを使っている人は昔からかなり多いです。
ロシア語初心者に十分な7000語の収録がある
発音がカタカナ表記されていて初心者にもわかりやすい
動詞の活用、格変化の単語ごとにまとめられていて学習しやすい
イラストも多めで視覚的にも勉強していける
和露索引も2000語つけてくれている
例文も新しいので時代錯誤したものが少なく、使える例文も多い
ということで挫折しやすいロシア語の初心者の段階でも楽しく勉強していけるようになります。
私のおすすめは発音、変化などがすっきりとまとめられているところですので、ロシア語初心者にはまず絶対におすすめしたい辞書となります。
ロシア語初心者から中級者にかけておすすめするロシア語辞書
博友社ロシア語辞典
博友社ロシア語辞典も初心者用ではありますが、中級者まで使える辞書といって良いです。
パスポートに掲載されていない単語が多くなってきたという段階でこの博友社ロシア語辞典に移行する時期といって良いと思います。
5万語の単語を掲載
8000語の和露索引
変化形からも調べることができるようになっている
発音記号の掲載がある
例文が豊富で丁寧に掲載されている
中級まで使えるということですが、ロシア語検定2級あたりまでは十分に使える辞書といって良いと思います。
よほどの専門的な内容の単語でないと載っていないということもありません。
値段は高いので、初級をややクリアしはじめたときにこれから本気でロシア語の勉強をしていくという段階でこの博友社ロシア語辞典を購入するようにしていきましょう。
岩波 ロシア語辞典
主に中級者用のロシア語辞書です。
掲載単語数は13万
スラングや類語の把握に特に最適な辞書
語尾変化も掲載もわかりやすい
主に中級者用ではありますが、格変化を押さえた初心者でも使える辞書といえます。
掲載単語数からすればその後上級者の直前まで十分に使えます。
スラングなどの掲載が豊富なところが特徴的で、ロシア語の歌や文学などに関心のある人には特にありがたい辞書といえるでしょう。
コンサイス露和辞典
やはり中級者用のロシア語辞書です。
コンパクトで持ち運びしやすいものの掲載単語数は10万6千とかなり多い
語形変化の解説がわかりやすい
俗語、隠語、専門用語の掲載も多い
例文やイラストは少ないので、ロシア語初心者にはあまりおすすめしません。
またコンパクトで単語数が多いので、若干文字が小さいというところもあります。
岩波の辞書よりもコンパクトで普段から辞書を携帯したい人に特におすすめしたい辞書となります。
ロシア語上級者までおすすめできる辞書
研究社露和辞典
おそらく日本人としてロシア語を勉強していく中で単語を調べて、掲載がないというのはかなり少ないといって良いロシア語辞書となるかと思います。
ロシア語上級者を目指す人に特におすすめできる辞書となります。
単語の網羅率が抜群（収録語彙数は26万）
単語の用例も豊富に解説されている
類義語の説明が豊富
巻末の語尾変化表も秀逸
例文の多さ、ことわざ、慣用句例などの掲載も豊富
唯一の欠点としては出版年度が古いので新語の掲載がないというところかもしれません。
しかしロシア語で仕事をする人や、ロシア文学愛好者にまで使える辞書となっています。
値段はさすがに高いですが、内容と比較すればコスパ的にはかなり優れた1冊といえるでしょう。
ロシア語ミニ辞典
ふれこみとしてロシア語の初心者から上級者まで使える辞書となっていますが、特にメインは中級者向けのロシア語辞書といって良いと思います。
IT用語など最新の単語の掲載がある
略語の性、格変化についても記載もある
語形変化がわかりやすい
英単語との併記もあり、英語への対応もできる
ポケット型で携帯には便利なものの、字が小さめで、イラストや色分けといったところが弱いのでこの点はややデメリットですが、内容としては中級者以上におすすめしたいロシア語辞書の1つです。
ロシア語の辞書と発音記号の表記
ロシア語の初心者にとっては辞書を引いたときにそれぞれの単語の発音記号も見たいということもあるかもしれません。
この発音記号の有無ですが、基本的に上に紹介した辞書の中では博友社ロシア語辞典のみにしか記載されていません。
パスポート初級露和辞典ではカタカナ表記による発音の表現もありますが、特に上級者に近い辞書ほど発音については一切の記載がないというようになります。
この理由ですが上級者になるほどロシア語の発音は記号を見なくてもわかるからですが、ロシア語では文字と発音とが正確に対応するので、単語の文字を見れば発音もわかるからとなります。
そのため中級者ほどになればこのロシア語の発音もわかるようになるので、辞書では初心者の段階でだけ発音記号があるかどうかに注意すれば十分といえます。
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